推しと生活

私の日常を彩る推し達と、私の日常を

ここは最初の楽園

非常に飽き性だから、

いや、自分の不出来さ、無能さが知られるのが怖いからだろう。

私は同じ場所に3年いると窮屈に感じることがほとんどで、中学、高校は何とかギリギリで持ちこたえ、短大は2年だったので気持ちよく卒業することが出来た。

 

「しっかりしてるよね」「覚えが早いよね」などと、第一印象で褒められることが多いが、期待はずれなことに非常に面倒臭がりで抜けているのだ。

それを見抜かれるのが怖くて必死に取り繕うも、2年が限界。3年目に入ると「本当の姿がバレてしまった。もうここにはいられない」なんて、よくあるアニメのセリフのようなものが頭を流れるのだ。

仕事は新卒から入って3年目になる。

ちょうど私の窮屈になる頃合だ。

 

「バレる前に、いや、もう既にバレているはずなのだから早く逃げてしまいたい」という気持ちとは裏腹に、「今いる子の場所がすきだ」という気持ちが強くあることに気づく。

 

本当に窮屈であれば逃げるのは簡単だ。

 

そんな時、斉藤壮馬さんの「楽園」がリリースされた。

「ここは最初の楽園だよ」

まさにこの2年間必死に守ってきた私の最初の楽園。次の旅へ、次の楽園を探しに行ってもいいんだって思わせて貰えた。

それだけでも私にとっては救いだった。

 

まだこの楽園から去ることは出来ない。けれどいつかまたつぎの楽園を探す旅に出る決心ができた時は、ここでの努力も、苦労も全て連れて、行こう。